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坂東玉三郎さまへの想い

高校時代からのファンでございます。

と申しましても、ここ10年ほどはもう、なま玉さまは拝しておりませんですが。。

二十代の頃は、足しげく舞台通いをいたしました。

歌舞伎座、新橋演舞場などなど。

好きな座席は、前から5〜8列め、花道の内側3〜5番めあたり。

歌舞伎では、絶世の美女で気の強い太夫、

新派では、泉鏡花ものの一流芸者・・・

どちらも、聡明で美しく、芯が強くて気風が良くて、健気で可憐。

そんな役どころこそが、玉さまならではと思っております。

以下、特に好きな役など、挙げてみましょうぞ。

助六の揚巻

名せりふ「悪態の初音」最高にかっこいい!!!!です。

あと、ほろ酔いで白玉さんと立ち話の後、

かむろに「こども、来()ぃやぁー」と声をかけるところも好きな場面です。

鷺娘

まったくもって鷺の精、この世のものではない美しさ・・・

京鹿子娘道成寺

道成寺の清姫終盤、鐘に絡むところが壮絶です。

蛇の化身、うろこ文様の衣装をまとったお姿の凄みに、魅入られまする。

唐人お吉

新派の舞台を観た中では、最高に素敵でした。

物見高い村人に取り巻かれた場面、羽織をバッと脱いで

「くれてやる」シーンは、かっこよすぎです。惚れ惚れです。。

婦系図のお蔦

愛する主税さんのために、その可憐な婚約者を体を張って助ける・・・()

あとでひとりお酒に酔いながら、主税さんに向けて

「あたしを褒めてくださいな」(・・だったか?)

というような意味のせりふを呟くシーンが、忘れられませぬ。。

日本橋のお孝

葛木さんとの逢引の別れ際、去りがたくて

雪積もる橋の上でいつまでも傘を回したりお茶目をしている、

一流芸者お孝さん。なんてかわゆい女なんでしょう。。

ほか

ギリシャ悲劇の「女王メディア」

三島由紀夫の戯曲「サド公爵夫人」

などなど、いつも恍惚とした気持ちで舞台を拝しておりました。

またいずれ・・・

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(2005年 記)

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